ED治療とは

EDとは、勃起障害（Erectile Dysfunction）のことであり、性交時に十分な勃起が得られない状態のことを指します。

勃起が起こらないだけでなく、硬さが十分でなかったり、勃起状態を維持できない場合もEDに該当します。

日本人男性の4人に1人がEDに悩んでいる身近な疾患であり、その数は1130万人にも及ぶとされています。

年齢が高くなるにつれて有病率が高くなっており、40歳代で5人に1人、50歳代では2.5人の1人の高い割合で悩んでいますが、ストレス社会の現代では20代・30代でもEDになります。

公的医療保険の対象外なので費用は高くなりますが、専門クリニックで適切なED治療を行えば治る病気なので、該当する人は一度受診してみることをおすすめします。

EDになる原因は様々で、年齢や外的要因などによって発症してしまうケースもあります。

まず、30代、40代に多いのが精神的ストレスで起きる「心因性ED」で、精神的なストレスにより性的な興奮が上手くペニスに伝わらないのが原因となります。

次に、50代以上に多いのが、動脈硬化や神経障害による「器質性ED」で、血液の循環が悪くなり、陰茎にも十分な血液が運ばれなくなりEDを引き起こしやすくなります。

そして、50代、60代に多い原因が、心因性EDと器質性EDが合わさった「混合型ED」で、特に糖尿病や高血圧などの生活習慣病などの合併症としてEDを加速化している人が増えています。

その他にも、中枢神経や末梢神経、循環器系、消化管に作用する薬剤を服用している人にEDの症状が見られる「薬剤性ED」があります。

ED治療として一般的なのが薬物療法であり、厚生労働省から承認を得ている「バイアグラ」、「レビトラ」、「シアリス」などが使用されています。

これらは、勃起を解消させる原因である酵素の働きを阻害することによって勃起を維持させるための阻害薬としてED治療に高い効果を発揮します。

薬物療法の他にも、注射や補助具、外科的治療などがED治療として施されるケースもあります。

ただし、現在、日本ではED治療は公的医療保険の対象外となっており、費用は全額自己負担で治療を行う必要があります。

公的医療保険が効かない自由診療なので、費用は診察、処方料、薬代が必要になりますが、医療機関によって診察料や再診料が無料なクリニックもあるので、まずは東京にある代表的な医療機関の料金を調べてみることをおすすめします。

東京には、ED治療を専門に行っている医療機関が数多くあるので、できるだけ費用を抑えながら効果的なED治療できる病院に出会えるでしょう。